GmvaultでGmailをCentOSサーバにバックアップする
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自宅サーバ
目次
Google様のバックアップが万全でも誰かに消されたら終了
How Apple and Amazon Security Flaws Led to My Epic Hacking | Gadget Lab | Wired.comを読みました。Gmailすっかり削除は痛すぎるのでバックアップ体制を整えます。
Gmvaultで運用する
Gmvault: gmail backupがよさそうです。しかもWindows用、OSX用など様々なバイナリが用意されてます。OSX用でもいいのですが、クライアントにバックアップデータを置いておくのもなんだかな感じもしますので自宅サーバに取ることにします。CentOSなのでPython Source distributionを選択。
OSXやWindowsだとGUIなクライアントのようなのでもうちょっととっつきやすいかも。
Gmvaultのインストール
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wget --no-check-certificate https://github.com/downloads/gaubert/gmvault/gmvault-1.6-beta-src.tar.gz tar xvfz gmvault-1.6-beta-src.tar.gz |
README.txtを読むとインストールはこれ一発。
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python setup.py install |
すぐに完了。
Gmvaultバックアップ初回設定
さっそくバックアップ開始。
~/gmvault-db以下にバックアップされるようです。
gmvaultにはパスも通してあり、以下でバックアップが取られます。
初回のみバックアップ前にGmailの認証設定が入ります。
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gmvault sync hoge@gmail.com |
以下メッセージ
Use gmvault-db located in /home/hoge/gmvault-db.
Authentication performed with Gmail XOAuth token.
Initiate interactive session to get XOAuth token from Gmail.
gmvault will now open a web browser page in order for you to grant gmvault access to your Gmail.
Please make sure you’re logged into the correct Gmail account (hoge@gmail.com) before granting access.
Press ENTER to open the browser. Once you’ve granted access you can switch back to gmvault.
適当訳
認証にはGmail XOAuthトークンが使われます。
XOAuthトークンを入手するために対話式のセッションに入ります。
gmvaultの認証のためにウェブブラウザのページを新しく開きます。
アクセス認証の前にGmailアカウントにログインしておいて下さい。
ENTERを押すとブラウザを開きます。
アクセスを認証すればgmvaultに戻ります。
ENTERでテキストベースのブラウザElinksが起動。
カーソルキーでEmailのところまで移動してENTER。
Gmailのアドレスを入力後、ついついENTER押しそうになりますが、カーソルでPasswordのところへ移動してから
Warning
Do you want to post form data to URL https://accounts.google.com/ServiceLoginAuth (POST DATA)?
と警告がでますが、YesなのでY(デフォルト)を選んでENTER。
次の画面ではThis service requires Javascript and cookies to be enabled.
とあるけど、一番下の[ Grant access ]までカーソル移動。ENTER。
またまた警告。
Warning
Do you want to post form data to URL https://accounts.google.com/OAuthAuthorizeToken(POST
デフォルトのYでENTER。
次の画面で
You have successfully granted gmvault – Backup your Gmail acount access to your Google Account. You can revoke access at any time under ‘My Account’.
ESCでブラウザのメニューが出るのでEXIT。終了確認画面にもENTER
You should now see the web page on your browser now.
If you don’t, you can manually open:https://www.google.com/accounts/OAuthAuthorizeToken?oauth_token=hogehogehoge
Once you’ve granted gmvault access, press the Enter key.
と出るので、(普通の)ブラウザで上記URLにアクセス。
コンピュータ上の gmvault – Backup your Gmail account アプリケーションが下記のサービスで使用するため Google アカウント へのアクセスをリクエストしています。
メール アドレス – hoge@gmail.com
Gmail
アクセスを許可した後でも、いつでも [アカウント] からアクセス権を取り消すことができます。gmvault – Backup your Gmail account アプリケーションは Google アカウント のパスワードや他の個人情報にアクセスできなくなります。 詳細このサイトの表示は、「gmvault – Backup your Gmail account」と名乗るアプリケーションによってリクエストされました。ウェブサイト上のプログラムではなく、ユーザーのコンピュータ上で実行されたアプリケーションであるため、この情報が正しいかどうかを Google で判断することはできません。このアプリケーションを信頼できる場合を除いて、アクセスを拒否することをおすすめします。
「アクセスを許可」をクリック。
mvault – Backup your Gmail account に Google アカウントへのアクセスを許可しました。[アカウント] でいつでもこのアクセス権を取り消すことができます。
詳細
コンソールに戻り、ENTER。テキストブラウザを閉じるのはESC。
バックアップ開始
Successfully read oauth credentials.
Connect to Gmail server.
Successfully read oauth credentials.
Connect to Gmail server.
No Storage DB in /home/hoge/gmvault-db. Create it.139790 emails to be fetched.
Process email num 0 (imap_id:1) from 2005-02.
Process email num 1 (imap_id:2) from 2005-03.
Process email num 2 (imap_id:3) from 2005-03.
Process email num 3 (imap_id:4) from 2005-03.
Process email num 4 (imap_id:5) from 2005-03.
Process email num 5 (imap_id:6) from 2005-03.
Process email num 6 (imap_id:7) from 2005-03.
となって延々進行。
途中まで進めて残り時間表示があ、あと13分ねー。が、よく見ると13時間だということに気づきましたので、nohupと&で囲んでログアウトしても勝手に続行してもらえるようにしました。
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nohup gmvault sync hoge@gmail.com & |
こんな感じ。2005年分から始まって4時間経過後まだ2009年。
Googleが夜逃げしてサーバーがどっかの誰かに持っていかれるということはないだろうけど、勃興中のクラウドサービスの場合、そうなってしまうと悲惨だなぁ。結局は自前クラウドを用意する流れになるのかな。
企業だと他の支店なんかにバックアップを保管できるけど、個人だとそうもいかないからCrashPlanなんかは暗号化にかすかな期待を込めて利用せざるを得ないかな。