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CrashPlanで丸ごとクラウドに自動バックアップ

公開日: : 最終更新日:2012/04/26 自宅サーバ ,

データのクラウド保管

データのクラウド保管には懐疑的だったのですが(といいながら、長くGmailをつかってますけど)、昨年12月にオンラインバックアップを導入して4ヶ月。まとめておきます。

CrashPlanを導入

いろいろ試した結果、CrashPlanの「CrashPlan+ Family Unlimited」に決定。10台までのPCから容量無制限でバックアップ可能なプランです。価格は1年契約で119.99ドル、2年で199.99ドルです。一ヶ月800円でこれだけできるのは魅力です。4年契約にすると月6ドルまで下がるのですが、進歩の激しい分野だけにちょっと選択には至らないかな。

使用感

無制限容量ということで、自宅PCのiTunes曲データから写真データなどファイルサイズも気にすることなくアップロードしています。リビジョン管理機能もあるので、エクセルのファイルを誤って上書きしてしまったときなど個別に再取得できるのも便利です。

数百GBのアップロードには昼夜ノンストップで2週間ほどかかりました。何かあったときには保管はされてるけれど、全部もってこようとするとダウンロードに1ヶ月ほどかかるということになりそうです。

バックアップの二重化

自宅Macに関してはCentOSでTimeMachineを併用してます。手元のTimeMachineバックアップとオンラインの二重化というのが転送速度の面で現実的かな、とおもいます。

ヘッドレスサーバのバックアップも可能

特筆すべき点はLinuxのヘッドレス運用も可能なところです。ssh -Xで接続してGUIなコントロールパネルを利用することが可能ですので、Mac/X WindowからCentOSサーバのバックアップ管理が簡単にできます(WindowsでもXを入れれば可能なのだと思いますが試してません)。

トラブル

なお、一時期CrashPlanサーバ側の不調により転送速度が異常に低下していたことがありました。サポートBBSは不満の声であふれていたのですが、徐々に回復し、現時点では快調にバックアップできています。無制限保管というサービスそのものの先行き不安感は常にありますし、Google Driveもついに登場している現状では常に新サービスに目を向けていかないといけないですね。

他のサービス検討時の状況

他のサービスを検討した時点での導入に至らなかった理由を記録しておきます。12月に記録した文章ですので先日より、というのは昨年12月頃の話です。

まず、仕事PCのファイルバックアップにGladinet Cloud Desktopを導入し、SkyDrive等に保管しようとしたのですが、セキュリティ云々以前にファイルのタイムスタンプがバックアップ日になってしまうので断念。

次に、年間50ドルで容量無制限なBackblazeを選択。先日よりアップ続けてますがなかなか終わりません。こちらはバックアップが終わりませんが、ウェブで確認したところ、タイムスタンプは維持されているようです。

試しに、アップロードずみのファイルをダウンロードしてみたのですが、ファイル名が文字化けしてしまい、タイムスタンプも変更されていました。問題無くファイルは開くことができたので、万が一の時にはなくなるより随分よいですが。

Blackblazeはネットワークドライブのバックアップはとってくれないようなので、CentOSファイルサーバのSambaディレクトリはSpiderOak.comを利用することにしました。SpiderOakはDropbox的に説明されることが多いですが、パスワードがサーバに保管されていないこと、CentOSで利用可能なので踏み切りました。こちらもサーバ上ではタイムスタンプは本来のものですが、ダウンロード時に最新時間に変更されます。ファイル名は化けないのがよいです。

SpiderOakのCentOSへのインストールはShinya Blog: SpiderOak(DropBoxみたいなやつ)をServersMan@VPSで使ってみるを参考にさせて頂きました。ありがとうございました。

Comment

  1. 野口 より:

    以前PogoPlugを使ったのですが、アップロードの量がプロバイダーの規定を上回り、数回警告を受けました。

    CrashPlanでは、そうした事ありませんでしたでしょうか?

  2. masaki より:

    私は関西電力系のeonet 1GBコースを利用しておりますが、現在のところ、警告を受けたことはございません。プロバイダの契約ページから通信量をみてみますと、いまは4GB/日程度です。差分更新とはいえ、初回は全部アップロードすることになりますから、それで警告が出ることもあるのかもしれないですね。Crashplanはアップロードの速度が速いとはいえないので、警告に至らなかったのかも知れません。1TB上げるのに2週間くらいかかったような気がします。それから、Crashplanは通信相手としてPogoplugほどに目立った存在ではないので大目に見てもらえてるのかもしれません。3年ほど前だったので今より甘かった可能性もありますが。

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