MBP17(Early2011) -> MacBook Pro 15 Retina(Late 2013)
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Appleいろいろ
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MacBook Pro 17(Earlly2011)のGPU問題が終結
2013年9月の「MacBook Pro 17(Early 2011)のディスプレイ不具合(タテ縞)修理顛末」、2014年4月にも再発、引き続き2014年6月の「MacBook Pro 17(Early 2011)のディスプレイシマシマ問題 再々発」の件が「解決」したわけではないですが、ひとまず「終結」いたしました。
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同等機種との交換
3度めの故障の件をポストした翌日、アップルのサポートに電話しました。もう3度目となり、すでに悲壮感すらなく、淡々と事務的に連絡。90日以内の同一箇所の故障なので、無償対応のはずですし。
すぐに上級のサポート担当に電話を代わっていただき、しばしの会話ののち、「同等機種への交換」と相成りました。といっても17インチは現行では存在しないため、Retina15インチ、そしてディスクリートGPU搭載機ということで、必然的に最上位機種となってしまいました。
早くも到着
仕様はMBP17と同じくUSキーボードに変更、ストレージは標準の512GB SSD。電話したのが金曜日の午前中。「MBP17からデータ移行後の回収で結構です」とのことでしたが、「画面が見えないのですぐに回収で結構」となるべく早めの回収をお願いし、日曜日にMBP17が回収されました(梱包前に記念写真まで撮ってしまいました)。
故障機回収後の発送手配ではない=同時に2台を所有していることになる、のでクレジットカードに新しいマシン分チャージすることになりました。カードの限度額カツカツの場合、回収後の発送をお願いしないといけませんね。
ストアでの正式な注文ではないので、ステイタスがわからず一体いつ届くんだろうって思ってたら、なんと火曜日に到着との配達案内のメールがクロネコからやってきました(クロネコメンバーズは便利)。
以前の修理の際も特急モードとなりめちゃくちゃ早かったのですが、今回もびっくりの早さです。
やっぱり開梱は儀式である
MBP17を手放してしまったため、めちゃくちゃ晴れやかな気持ち!というわけでもなかったのですが、夕食後、早速開梱。
MBP15(Late2008)を使っていたので大きさのイメージは特に変わらず。薄いですが、MBAとは違って重い。ずしりとくる感じはMBP17以上。当初、MBA11を売却して、持ち歩きは15にしようかな、なんて考えていたのですが、これはちょっと次元の違う重量だなぁ。MBP17はあの大きさにしては重さを感じにくいように思います。実際には3kg級なのですが、大きくてバランスがよいし、中はスカスカですし。
とか言いながら、
こんなの(BUILT NY(MacBook 15用)トートバッグ)を買ってしまいましたが。このトートはBUILT製おなじみのウェットスーツ生地でできていて、トート自体、ちょっと重く感じます。上の写真にもあるように、中にスリーブケースが宙ぶらりんにくっつけてあります。MacBookの他に本や書類も十分に入る大きさ。底にマチがあり、けっこうな底面積です。
なお、スリーブケース部は底面には縫い付けてありませんので、心配な方はもう一枚クッションを挟み込めそうです。MBP17でもBUILTにしたので、今度もBUILTにしようとは決めていたのですが、今回はトートにしてみました。色合い的にも楽しくなる感じ。
TimeMachineより書き戻すもストレージが厳しい
MBP17の画面が異常になったのはちょうどTimeMachine中だったのですが、ディスプレイがグレイアウトした後もバックアップは進んでいたようで、最終更新日=動作不能日となっててよかった。たいした時間がかかることもなく、ひとまず復旧OK。
MBP17は購入当初から光学ドライブを外して、2.5インチHDDに入れ替え、純正120GB SSDにはシステムだけ、追加HDDが大物アプリ+データという構成。今度は500GB SSDだけしかないので、データを削るしかなく困ります。
iTunesはiTunes Matchでクラウドに上げてあるので、外付けでいいけど、iPhoneの写真同期は外付けだとめんどくさいもんなぁ。
ちびちびと書き戻してひとまず使っていますが、改めてゼロから環境構築しようかなぁ。。。
とりあえずの15 Retinaの感想(と17インチへの未練)
まだ実感できていないけど、MBP15 Retinaは素晴らしいマシンなのだと思いますが、いまだにMBP17への未練が断ち切れない状態。
3年前、初めてMBP17のリッドを開けた時、ノートのくせにやけに重厚な起動音をきいたとき、画面が写って精細な文字をみた時・・・の感動を上回ることはなかったです。
Retinaで見る写真はとてもきれいなのですが、17インチの広大さと比べるとどうしても狭苦しい。僕のMBP17はアンチグレアの銀枠仕様だったので、久しぶりの黒枠も違和感。MBA11も銀枠ですし。
スピーカーも17インチはゆとりがあるように思いました。Macを使いながらの作業程度なら外付けスピーカーはいらなかった。パワーボタンがキーボードの中に取り込まれているのが残念な感じ。キータッチも違うような気がするけど、これは気のせいの範囲かな。
と、せっかく交換していただいたのにネガティブなところばかりに目が行きますが、MBP17では無理して使っていたUSB3.0はネイティブで使えるし、Thunderbolt2も2つついてるし(EthernetもFirewire、miniディスプレイポートもないので実質的には外部ポートが減ってますが)、何よりも速いし!
DaVinci Resolve 10 LiteでMagic LanternのRAWから出力したDNG連番ファイルを再生してみましたが、MBP17では数fpsだったのが、実速度で再生できました。
MacBook Pro 17(Early2011)のGPU問題まとめ
正規修理後、同一箇所の故障が二度も繰り返されるということはやはり根本的解決ができないということに他なりません。今回のように修理保証期間中に再発した場合はまだ救いがありますが、半年ごとに壊れると堪りませんね。
私はオークの無垢集成材を机にしているのですが、分厚い材のため、熱が溜まりやすくトラブルの原因だったのかもしれません。国外でトラブル事例がある割に国内ではあまり聞かないのも木製テーブルがキーなのかな。
『何度でも直すぞ!』という方はやっぱり17インチにこだわられたほうがハッピーだと思います。あの世界はもう戻ってこないですからね。
それから、FaceBook上に2011 MacBook Pro and Discrete Graphics Card Issueというグループに1,700名超のメンバーが参加していて、日夜、分解、熱伝導グリスの塗替えやらなにやらされておられるのでこちらも情報源としてどうぞ。