おっさんにして書道に挑戦してみる
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私の父は電気技術系だったものですから、「字は誤読されないように書くことができればそれでよし。第一、子供は外で遊ぶべし。電卓の時代にそろばんなんて時代錯誤なモノはもってのほか」というわけで、習字もそろばんもピアノは当然やらずに子供時代をすごしました。
が、字がヘタクソというのはなかなかかっこ悪いものです。せめて筆使いだけでもマスターしていれば、個性的な文字でお葬式やら結婚式で我が文字も表現できようものの、筆の使い方もよくわからないものでべたーっとしたとてもみっともない文字を晒してしまうことになるのです。
そんな折、身近に書道師範(見込み)がいることが判明しました。いまさら書道教室に出かけるのもナンですから、ここぞとばかり指導をお願いしました。さらにオススメの書道店も教えてもらい、一揃えしました。自分は金のかかる趣味(というか道楽)ばかりだったので、ほんと、おどろきのリーズナブルさ!僕の場合で、大筆・小筆・文鎮(小学生と同等)・硯・墨・墨汁・硯箱(プラ製のださいやつ)・升目入り下敷き・お手本1冊・半紙100枚、以上で7,000円弱でした。これで人生が変わるかもしれない???
以来、週に2~3日は墨を磨る毎日です。2週間ほどで100枚を使いきり、さらに300枚買ってきましたが、最近、ちょっと失速気味です。ちなみに先生いなくても、「書写」に徹すれば、回数重ねれば、それなりに似てくるから楽しいです。図解楷書入門という本を入手したのですが、一人で悩んでいたことが詳しく図解されていてとても助けになります。
近くに書道店が見つからないかたはネット通販が良いかと思います。どうせ筆・墨・硯の良し悪しなんて最初は分からないので、一揃えして始めることが大切じゃないかと思います。
インターネットタウンページなんかで書道で調べたらお店は見つかると思いますから、入りづらい店構えではありますが、書道専門店のリアル店舗は専門店だけあって、「まったくの初心者で、一揃え欲しいのでどれか決めてください」といえば、じっくりと選択してくれますよ。筆や硯だけがこんなに並んでる空間があるんだ・・・と衝撃を受けること間違いなし。めちゃくちゃハードコアな店内空間です。
とにかく、自宅で墨を磨って、墨の香りを楽しみながら、お手本を再現しようと努力する、っていうのは結構いい趣味だと思います。気分も落ち着きますしね。
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