浅井戸ポンプ昇天につき交換
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庭の浅井戸ポンプ(日立WT-P300H 94年製造)が突然止まらなくなった。モーターが止まらなくなったけど、水は上がってこない。そして突然起きたことではなく、ここ数年水量が激減してしまっていた。素人の僕には理由がわからないけど、おそらくこんなことだろう。
- 井戸がついに枯れてしまった
- ポンプ故障
- 配管故障
当初うろたえて、井戸屋に連絡をとったところ、井戸が枯れるとしたら時期的にはまだ早いとのこと。とりあえず、ネットで調べて、呼び水をして起動してみると、少しだけ出てくるけど、ある程度以上は出てこなくなってしまう。
ポンプはすでに16年使っており、初期には空調に使っていたこともあり、ガタがきているということも十分に考えられる。しかし、ポンプが機能してるかどうかを調べる方法はなく、寿命到来という可能性に賭けて新規購入を決意した。
既設の300W機を踏襲するかどうか悩み、各スペックを検討してみると、どうやら吐出量に違いがあるだけのようだったので、今後空調では使うことはないので200W 機にしました。Amazonの翌日配達に慣れると、いつ届くかわからない楽天は恐いので、たまたま検索で引っかかったそのものズバリの店名ポンプ屋にお願いすることにしました(日立 WT-P200V 浅井戸用自動ポンプ PAM インバーターポンプ屋)。
このお店、送料込みで6万円ちょっとととってもお買い得で、しかも翌日に到着。すごいです。最新型はプラスチック多用もあるのか、非常に軽く、現場まで運ぶのもラクチンでした。一方、古いほうはずしりと重い。
さて、交換は塩ビパイプの保温材除去から始めました。亡父の作業したものなのですが、今となっては謎すぎる鋳物のジョイントがかませてあります。盛大に錆が発生してそうで嫌なのですが、とりあえず今回は復旧第一でこれには目をつむります。
吸い上げ、吐き出し、両方のフランジを外し、サランラップで一応保護。しかしサランラップは料理に使うには頑強ですが、現場では弱すぎるのであった。でもしないよりマシだと思う。このポンプは延長アダプタのようなもので配管の長さを合わせてあるようなのだけど、新しいポンプにあてがってみると、微妙に固定ボルトの長さが足りない。これは旧ポンプがポンプ側フランジが鋳物であるのに対して、新ポンプはプラスチック+板金のせいだ。
しかたなく、作業を中断して、ホームセンターにて、80mmのM6ステンボルト、保温材、防水性のテープを入手。なお、フランジを合わせる前には土を掘ったり、石を置いたりして、ポンプ置き台(ブロック2個)の高さ調整に結構手間がかかった。
作業再開し、吸い上げ、吐き出しフランジを固定。例の白いテープは手持ちを使用。これはジープにエアロッカー配管するときに買ったやつだと思うから10年前のだ。
ようやく新ポンプの設置が完了。祈りをこめつつ、呼び水を注いでキャップを締め、スイッチオン!しばらくするとジョボジョボっと水が少量出たっきりだ。。。そしてもう一度呼び水を注ぎ、再度スイッチオン。しばらくするとふたたびジョボジョボ出てくるが、今度は止まる気配がない。しかし、圧力表示は変化しないまま。
離れたところの蛇口を開けてみると、空気とともにすごい勢いで水が出て来た!そして圧力表示が徐々に上がって来た。蛇口を締めると、スペック通りの圧力を表示しているところを確認し、ポンプのフタをはめ、ほっと一息つくことができた。
どうやら今回の井戸トラブルはポンプの吸い上げ能力もしくは吐き出し圧力低下が原因だったようだ。16年間、故障することもなく、回り続けてくれた旧ポンプよ、rest in peace。ほんとは吸い上げ側配管をシンプルに改善したいのだけどなぁ。
工事日2010年12月5日。