ARAID99-1000Lのファームウェアップデートに苦戦ののち解決
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最終更新日:2008/02/11
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3年ほど連続稼働させているCentOSファイルサーバですが、80GBでは手狭になってきたので、500GBに変更することにしました。
この数年でNASも充実してきたのですが、RAID付のNASはやっぱりちょっと高価だし、ひきつづきPentiumIII600MHzというクラシックなマシン+CentOS+内蔵型RAIDシステムACCORDANCE ARAID99-1000Lを使い続けることにしました。5インチベイ二つ分の大きさで、自己完結型のRAID1システムです。外部的には一本のIDEドライブとして見えるので扱いが簡単です。
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500GBのドライブはTSUKUMOで、ST3500630Aを2本購入。TSUKUMOはなんとなく大昔から親しみがあるので愛用してます。
どのようにデータを引き継ぐか悩みましたが、500GBにまたゼロからシステムを構築するのはあまりに面倒だし、またいずれやってくる容量不足のときに悩ましいので、500GBにはシステムを入れないことに決定。ARAID99-1000Lは抜き取ったドライブは独立して使えるので、そのまま一本で起動ディスクに。システムはつぶれたら入れ直せばいいし。
さて、500GBのデータ領域化方法は
はじめての自宅サーバー構築 〜 Fedora/CentOS 〜
物理ディスクの増設
を参考にさせていただきました。ARAID99-1000Lの上側ドライブにまずデータを移行させたあと、下側ドライブを突っ込むと延々と同期作業が行われていきます。深夜スタートさせて、翌日帰宅してもなおも同期中・・・。あまりの遅さに情報を探してみると、ARAID99-1000L最新ファームではDMA転送になってるそうなので、同期は中断させてファームアップに臨みます。
上記国内代理店サイトより最新ファームをダウンロード後、フロッピ起動させるもファーム更新プログラムが途中で止まってしまいます。またまた検索してみると、どうやらマシンの環境次第ではエラーが出る場合もあるようです(といっても、情報が非常に少ないのが寂しいので、私はここに記録することにしたのです)。
自宅の別マシン(AthlonXP)につないでもやっぱりダメ。翌日会社のマシン(P4)につないでもダメ。しつこく帰宅後ダメ元で休眠中のThunderbirdなマシン(父の遺品)に接続したところ、無事にファームアップできました!ありがとう父ちゃん!
そんなわけで、ARAID99-1000Lのファームアップは環境(もしかしたらケーブル?)を選ぶようです。実はこれを言いたかっただけなんですが、トラブル事例として記録しておきます。。
再構築速度ですが、非常に速いです。現在2時間半ほど経過で75%まで処理が進んでいます。旧ファームだと20時間くらいかけても60%くらいだったんじゃないかなぁ。ただ、Barracudaではリブート後にRAIDが壊れるという記述もあったので心配です(7200.10での実績をネットで見つけられなかったです)。
(追記 08/02/09)
起床後、再構築を確認して、shutdown -r nowしてみましたが、再起動後、再び再構築・・・。これが問題の事象なのですか・・・。そのまま再構築させたまま、会社に出掛けて、先ほど再び再起動してみると、上下ともOKが表示されたあと、上がFailとなりました。ダメだなぁ。。。再構築PIO転送の2.**バージョンに戻してみます。
(再追記 08/02/09)
2.96に落としてみました。起動させると3.00Fとは構成が違うのか再リビルドする羽目になってます。リビルド、めちゃくちゃ遅いです。3.00Fって爆速だったんだなぁ。2.96は購入時の2.11同様、1時間で5%くらいかな。2.96リビルド完成後にリブートかけてダメだったらWDのを買ってくるしかないかな(涙)。
(再々追記 08/02/10)
2.96でリビルド後、何度もリスタートしてみましたが全く問題無しです。よかった。しかしリビルドは20時間くらいかかりました。なお、代理店としても旧バージョン(2.**時代の)基板+3.00F+Barracuda7200.10では動作不可との見解のようです。ちゃんと調べてからWD買えばよかったですが、リビルドなんてそうそう起きることはないと思うので、テラ時代まではこれでがんばりましょう。もしくは現在のP3-600Eからセレロン1.7GHzマシンに入れ替えてソフトRAIDでもいいかな。
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